確定申告って必要?ネットワークビジネス初心者のギモン

2019年5月22日

ネットワークビジネスでグループがだんだん大きくなり、収入も少しづつ増えてくると、気になりはじめるのが確定申告。もしかすると、副業で会社にナイショでやってる方も、確定申告をすべきかどうかについて、気になるところではないでしょうか?

 

それとも、「え?副業でやってるから、確定申告なんて必要ないんじゃないの??」って思っている方もおられるかもしれません。しかし、これからネットワークビジネスを続けていかれるのであれば、確定申告は知っておいて損はしない情報です。なぜなら、意外とかかる経費を申告すると、払いすぎた税金が戻ってくるかもしれないんです。

 

そんな確定申告について、この記事ではなるべく分かりやすく解説してみたいと思います。

 

ネットワークビジネスと確定申告

ネットワークビジネスを始めたばかりだと、ほとんど収入もありませんので、確定申告のことなんて考えたこともないかもしれませんが、結論から言うと、ネットワークビジネスを副業でやっている方も、ネットワークビジネスは個人事業主とみなされますので、一定以上の所得(収入)があれば、自分で確定申告書を作成し、納税しなければなりません。今のうちにそういった意識をしっかり持ってネットワークビジネスに取り組むことをお勧めします。

 

そもそも確定申告ってなに?

納税は国民の義務です。会社勤めの方は、会社が給料から天引きし納税してくれますが、個人事業主の方は、1年間(1月1日~12月31日)の所得から必要な経費を差し引いた金額から納税額を計算して、税務署に自主申告することになっています。

 

また会社員の場合は、払い過ぎた税金は「年末調整」で精算され、お金が戻ってくることがありますが、ネットワークビジネスなどをやっている個人事業主は、払うべき税金、払い過ぎた税金、払わなくてよい税金、それを自分自身で計算し、申告しなければならないのです。これが確定申告というものです。

 

確定申告をする必要がある人

ネットワークビジネスが本業で、コミッションから源泉所得税が差し引かれていない場合、収入から経費を引いた所得が、1年間に38万円以上ある人。もしくは、副業でネットワークビジネスをやっている場合で、20万円以上の収入があれば、「雑所得」として申告しなければなりません。

収入-経費=所得

 

確定申告をした方がよい人

日本にネットワークビジネスの会社の営業所がある場合、支払われるコミッションは、基本的に10%の源泉所得税が引かれているはずです。しかし源泉所得税の中には、経費が入っていません。1年間の所得を合計すると所得税を多く払い過ぎている場合、確定申告をして税の還付を受ける事ができます。

 

確定申告しなくてよい人

ネットワークビジネスで収入がなかった人。所得(収入-経費)が1年間に38万円未満で 家族の扶養に入っている人。

ネットワークビジネスの経費は?

・原価償却費・・・パソコン、コピー機、車など10万円以上の商品で減価償却により資産管理するもの。

・地代家賃・・・・事務所家賃、駐車場料金、土地使用料。

・水道高熱費・・・水道、ガス、電気で事業として使用した分。

・研修費・・・・・セミナー、コンベンション、講習会参加費など。

・書籍費・・・・・本、雑誌、新聞、など。

・車両費・・・・・ガソリン代、駐車場代、高速代など。

・旅費交通費・・・電車代、バス代、タクシー代など。

・接待交際費・・・ビジネス上の喫茶飲食代すべて。ご祝儀、香典など。

・通信費・・・・・携帯代、電話代、インターネット代、サーバーレンタル代、ドメイン管理費、切手、はがき、私用でなくビジネス関係のもの。

・広告宣伝費・・・メルマガなどの広告用経費。

・消耗品費・・・・10万円未満の消耗品プリンタートナー、用紙、などの事務用品全般。

・会場費・・・・・ミーティング、セミナー、などの会場費。

・その他・・・・・上記以外の必要経費

経費はこうしてみると、いろいろありますよね。え、こんなものも申告してもいいの?と躊躇するものもあるかもしれませんが、必要経費であれば、堂々と申告しましょう。このすべての経費を1年間分計算する必要がありますので、領収書やレシートは必ず保管しておきましょう。ただし確定申告時にはその領収書やレシートを提出する必要はありませんが、万が一税務調査が入った時に必要となりますので、過去5年間は必ず保管するようにしてください。

 

青色申告か白色申告か

確定申告の方法は、大きく分けて”白色申告“と”青色申告“の二種類があります。白色申告は時間をかけずに簡単に納税を行いたい人や、節税するほど所得がない人などに向いており、お小遣い稼ぎレベルの人や確定申告の初心者向きでした。しかし2014年1月の法改正により、すべての白色申告者に記帳・帳簿保存が義務化され、青色申告とそれほど手間が変わらなくなったのです。青色申告は時間や手間はかかりますが、控除額も多くなりますので、これからもっとネットワークビジネスで収入を稼ぐと言う意味で青色申告に慣れておくのも一つの方法かなと思います。

それから、申告には帳簿付けが義務化されていますので、「帳簿なんてつけいていないわ!」なんて人も、帳簿を付ける習慣を身につけておくといいですね。

 

 

 

いざ確定申告!

確定申告に必要なもの:ネットワークビジネス会社から支払われたコミッションの振込みを証明する通帳。各種領収書、保険や年金の控除証明書。

確定申告書類を用意する:税務署で「確定申告書様式B」と「収支内訳書」をもらいましょう。書類は 税務署に出向くか 郵送で受け取ることも出来ます。また 国税庁HPの「確定申告書作成コーナー」からダウンロードすることも出来ます。前年に確定申告をしている場合は、税務署から書類が送られてきます。

 

確定申告書を作成する。

「所得税の確定申告の手引き」を参考にして記入します。記入の仕方がわからなければ、各自治体で、確定申告書の相談コーナーを設置しています。慣れるまでは、担当の方に相談しながら作成するのも一つの方法です。ちなみにネットワークビジネスの収入は「事業所得」もしくは「雑所得」になります。

 

確定申告の提出

確定申告の時期は、毎年2月16日から3月15日までの1か月間です。

① 国税電子申告・納税システム(e‐Tax)を利用する。無料です。

② 郵送する。

③ 税務署まで持参する。

 

個人事業主にとって、節税はとても大切なことです。ネットワークビジネスは、場合によってはいろいろとお金がかかります。節税するには、まずどんな経費があるのか理解して、払い過ぎている税金は払い戻してもらいましょう。経営者意識をしっかりと持って、賢くネットワークビジネスを続けていきましょうね。

 

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