学生はなぜ不可?ネットワークビジネスの黒い過去

2019年5月20日

SNSの普及で、学生が今、気軽に副業や起業する時代になっています。そんな学生をターゲットに、友だちや知り合いが、ネットワークビジネスに誘ったわれたりしませんでしょうか?特に最近は、企業に縛られることを嫌い、自由を求める若者が多く見受けられる感じがしますので、ネットワークビジネスも一つの手段として、気軽に話を聞く学生も多いかもしれません。

 

そんなネットワークビジネスに、学生は参加できるのか?参加しても問題ないのか?本当に収入になるのか?

 

ネットワークビジネスを視野に入れている学生のあなたにお答えしていきます。

 

ネットワークビジネスは学生は不可?

ほとんどのネットワークビジネス企業は、「未成年及び学生は契約できない」とネットワークビジネスに契約する際の概要書面に記載しています。

 

その理由は、多くのネットワークビジネス企業が加盟している、「日本訪問販売協会」の倫理綱領・自主行動基準という決まり事の中に、会員企業は鎖販売取引=ネットワークビジネス=MLMへの勧誘を、未成年者、学生に対しては行わない事」と規定されているのです。

 

連鎖販売取引に係る自主行動基準から抜粋

(5)その他の遵守すべき事項について
6 取引の相手方として不適当と考えられる者への勧誘について、加入者が未成年、学生、成年被後見人・被保佐人・被補助人などビジネス活動を行う者として不適当であると考えられる者への勧誘を行わないよう、周知徹底を図るものとする。

 

という事で、20歳以上でも学生さんはネットワークビジネスはやってはならないという規定をもうけている会社がほとんどなのです。

 

(アリックスと言うネットワークビジネスは申請条件として23歳以上であり、学生ではないこと。としています)

 

ただし、ネットワークビジネスを学生が行う事を禁じる「法律」はありません。

 

 

なぜ学生を規制するのか?

それは十数年前に、「いいアルバイトがある」「友人を誘うだけで儲かる」など、学生同士が、サークル内や先輩後輩間で、無理な勧誘が行われ、商品を購入させる為に学生ローンを組まされたり、悪徳商法やねずみ講で多くの学生が被害に合ったケースが横行した為です。特に40代以上の方に、学生の時の苦い思い出として今でも残っている方も多いかもしれません。

 

多くのネットワークビジネスの会社は、こう言った被害を再び発生させない為に、学生の加入を規制しているのです。

 

最近は、学生でもターゲット

ここ数年は特に規制はしていても、20歳以上であれば、フリーターと偽ってネットワークビジネスに参加する学生もいるようで、リアルでもネット上でも、学生が気軽にネットワークビジネスの勧誘をやっています。

 

ネットワークビジネスをやろうと思ったら、毎月の商品代はもちろんのこと、セミナーに参加する時間や交通費、セミナー代、そして友だちをどんどん勧誘していく心構えも勇気も情熱も必要で、学業と平行してできるほど、簡単なものではないと、私個人はそう思っています。

 

社会人経験がある大人が副業で始めても、本当に収入になるのはほんの数パーセントの確立。

 

ネットワークビジネスは一般的なアルバイトとは全く違うものなので、時間も費用もかかることから、恐らく学業がおろそかになるのは目に見えています。

 

ネットワークビジネスは、自由な時間と収入が得られ、夢が叶えられるビジネスとうたわれて、特に自由を求めがちは学生にとっては惹かれるビジネスかもしれません。が、せっかく希望して入った大学や専門学校には、そこでしか得られない知識や情報があるはずです。学生の間はしっかりと学業に専念した上で、それでもネットワークビジネスにチャレンジしてみたいと思うなら、ネットワークビジネスは、ビジネスオーナーという心構えが不可欠ですので、起業する覚悟は必須です。学生のうちに、マーケティングスキルと、ネットワークビジネスに欠かせない「要素」を身につけてから、そして社会人になってからチャレンジされてみてはいかがでしょうか?

 

 

ネットワークビジネスで稼げなかった人が、月収30万稼げた方法とは?