ランキング入りしないアムウェイ浄水機が売れてるワケ
アムウェイは主に洗剤やサプリメント、化粧品を扱うネットワークビジネスの会社ですが、そのアムウェイは、アムウェイ浄水器を今から25年前の1993年ら発売をしています。
ミネラルウオーターが販売し始めて徐々に浸透しはじめた頃でしょうか。
それでも一般家庭では浄水器の必要性がまだまだ浸透していない頃でした。
日本の水道水は世界一安全と言われている中なぜアムウェイは日本でも浄水器を販売したのでしょうか?
目次
MLMのアムウェイが浄水器の販売する理由
そもそも浄水器は、水道水を各家庭の蛇口から出る水をきれいにするための機器です。
日本の水道水には水道法の定めにより、必ず次亜塩素酸が、各家庭の蛇口等の時点で残留するように添加されています。
このためウィルスや、大腸菌をはじめとする有害な微生物、有機物などが万が一混入していても、既に無害化されているはずであり、本来浄水器で取り除くべき対象とは言えないのですが、1996年に埼玉県入間郡越生町で発生した次亜塩素酸に強いクリプトスポリジウムによる集団感染などの例もあり、また、マンションなどできちんとメンテナンスされていない貯水槽があった場合、給水管の腐食や劣化していた場合、これを取り除く必要があります。
しかし日本の水道水は他の国々と比べて圧倒的に安全な水と言われているのも事実。
海外のように浄水器を通さなないと危なくて飲めないというわけではないので、日本では浄水器は必要性でないと
感じている方も多いようです。
日本の水の安全神話がある一方、市販のミネラルウオーター市場もどんどんと拡大しており、日本人はいつしか水を購入する習慣がつくようになりました。
日本人の慎重な性格から、水道水より、より安全でおいしい水を求める傾向がだんだんと定着していったようですね。
そういった背景もありアムウェイは浄水器販売へと力を注いだのではないかと伺えます。
アムウェイ浄水器にある特別なモノ
アムウェイの浄水器の性能と市販の浄水器の性能を比較した所、以下の様な特徴があることがわかりました。
【1】フィルターの性能
アムウェイの浄水器のフィルターは、不織布プレフィルターという2層のフィルターを使用。それにより5マイクロメーター(1マイクロメーターは1mmの1/1000)以上の不純物を除去する
【2】粒状活性炭の性能
アムウェイの浄水器の粒状活性炭は、圧縮活性炭というアムウェイ独自の活性炭を使用。0.2マイクロメーター以上の
微粒子を物理的に取り除く。塩素やトリハロメタンなどの有機化合物は吸着して除去。ミネラル分は残しながら浄水します。
【3】紫外線ランプ機能
アムウェイの浄水器が他社と大きく異なる点は、浄化された水にさらに紫外線を照射する機能がついている事です。
2本のチューブから強力な紫外線照射を約1秒間受ける事で、微粒子のカビ、バクテリア、ウイルス、細菌などの
微生物を99.99%不活性化しより安全な水を作ります。
浄水器のフィルターに水を通すことで、そのフィルターの網目の粗さより大きい不純物を取り除く(水道管内のサビ、藻など)
フィルターを通った水を、粒状活性炭の中に通す事で、塩素やガン成分であるトリハロメタンなどの有機物を吸着させて取り除く
つまり、浄水器の性能の良し悪しは、フィルターの目の粗さと、粒状活性炭の性能の良さで決まるということになります。
他社の浄水器のほとんどがフィルターと粒状活性炭でろ過していますが、紫外線ランプを使用した浄水器は、アムウエィオリジナルのようで、これこそが、アムウェイ浄水器の品質の高さと言えるのかもしれません。
アムウェイのディストリビューターが、他社の浄水器と比べて性能が良いと謳っているのは、主にこの点だと思われます。
アムウェイ浄水器のフィルターの交換時期
アムウェイの浄水器を購入したら、フィルターは定期的に交換する必要があります。
フィルターの取り換え時期は浄水器本体が表示してくれるので、アムウェイの浄水器の性能を維持するために交換の表示が出ましたら、速やかにフィルターを交換しましょう。
アムウェイによると、浄水器の高い浄水機能と安全でおいしい水を提供する為に1年間使用後、または5,000Lの浄水使用後のどちらか早い方。と定義付けています。
ぶっちゃけアムウェイ浄水器の評判は?
友人に勧められて、アムウェイの浄水器の購入を検討されている方は、アムウェイの浄水器の評判が気になるところだと思います。
本当に友人が言うように、アムウェイの浄水器は性能がいいのかどうか。アムウェイの浄水器は値段に見合った製品なのか。そうなるとネット上の評判がやはり気になりますよね?
アムウェイの浄水器は、多くのディストリビューターに支持されている商品の一つですが、その評判はいろいろあるようです。アムウェイのディストリビューターは当たり前ですが、他社製品とは比べものにならないと言う方が圧倒的でしょうが、一般の方はどうなのでしょう?アムウェイ浄水器の評判についていろいろ調べてみました。
ネット上の評判は賛否両論
●アムウェイ浄水器は10万円以上と値段が高い。
●アムウェイ浄水器を検討している素振りが見えるとしつこく誘ってくる。
●アムウェイはアフターサービスが素晴らしく良い。
●アムウェイの製品自体はそれほど悪い物ではない。
●アムウェイ浄水器の水も、他社製品の水もあまり違いが分からない。
●紫外線ランプ付きの浄水器は他にない。
●紫外線ランプの必要性が感じられない。
●国際認証を得ているため安全性が高い。
●水が美味しくなった。
●不純物や細菌を除去してくれるので安心して水が飲める。
●そもそも日本の水道水は安全な水。浄水器の概念は水道水が飲めない外国向け
上記はごく一部ですがネット上のアムウェイ浄水器の評判は、いろんな意見があげられています。
アムウェイは特に規模の大きな会社なので、熱狂的なファンとアンチアムウェイの両方が多く、それぞれ賛否両論の
様々な意見をあげています。アンチの方には、熱狂的なアムウェイファンの口コミが目障りのように感じるのかもしれません。
そのため少々偏った口コミも多くありますが、裏を返せば、それだけアムウェイに対する注目が高いという事になるのではないでしょうか。
なぜ高い?アムウェイ浄水器の値段
アムウェイ浄水器の口コミで最も声が大きかったのが、「値段が高い」という事。アムウェイの最新の浄水器「eSpring-Ⅱ」は、ビルトインタイプと据え置きタイプと2種類のタイプが販売されており、5年保証付きとナシの両方の価格設定となっています。
どちらもディストリビューター価格で116,680円~143,920円と高い価格設定になっています。そう手軽に買える値段ではないですね。
加えてフィルター代がコストとしてかかってきます。
ただしこのフィルターは、1年ごとの定期配送で購入すると、5%、10%、15%と安く購入できるシステムになっているようです。
アムウェイだけではなくネットワークビジネスに対するイメージも伴い、「ディストリビューターへの還元率がオンされて、一般の浄水器より高い」と言った評価もネット上では掲載されているようです。
確かにアムウェイ浄水器は、決して気軽に買える値段ではありませんね。
しかしニーズはやはりあるようで、今では、アマゾンなどの様々なネットショップからメルカリ、ラクマといったフリマアプリでも、本体からパーツまで、新品、中古品がバンバン売りに出されています。
値段はと言うと、ディストリビューター価格の半値70,000円前後ぐらいで出ているのを目にします。2割、3割安ではなく、半値といった価格帯。こうもディストリビューター価格との差があるのもちょっと普通では考えられないことですが、それでも数多くネットショップで売りに出される理由には、アムウェイ浄水器を欲しいと、純粋に思っている人が多いということでしょう。
アムウェイ浄水器は、「アムウェイ浄水器」「esprong浄水器」「esprong浄水器Ⅱ」とデザインと性能をグレードアップしてきてフィルターも専用のものが販売されてきました。
現在は本体は「eSpring浄水器Ⅱ」の据置型とビルトイン型が販売されており「eSpring浄水器」と「eSpring浄水器Ⅱ」のフィルターのみが販売されているようです。
アムウェイの歴代浄水器と
市販のミネラルウオーターのランニングコスト
◆◇eSpring浄水器Ⅱ◇◆
1L当たり6.79円 1か月当たり2,824円 1年当たり33,888円
◆◇eSpring浄水器◇◆
1L当たり6.79円 1か月当たり2,872円 1年当たり34,460円
◆◇アムウェイ浄水器◇◆
1L当たり7.51円 1か月当たり3,035円 1年当たり36,415円
◆◇市販ミネラルウオーター◇◆
1L当たり66.2円 1か月当たり27,583円 1年当たり331,000円
eSpring浄水器Ⅱ(据置型)
製品価格DC:116,680円/MP: 128,350円/標: 145,850円
eSpring浄水器Ⅱ(据置型 5年保証付き)
製品価格DC:121,870円/MP: 134,060円/標: 152,340円
eSpring浄水器Ⅱ(ビルトイン型)
製品価格DC: 138,730円/MP: 152,600円/標: 173,410円
eSpring浄水器Ⅱ(ビルトイン型 5年保証付き)
製品価格DC: 143,920円/MP: 158,310円/標: 179,900円
eSpring浄水器Ⅱ用交換用カートリッジ
ディストリビューター価格:21,810円
ショッピングメンバー価格:23,990円
標準小売価格:27,260円
従来の浄水器では、フィルターと紫外線ランプが別売りとなっていましたが、eSpring浄水器Ⅱはフィルターと紫外線ランプが一体となって、取り替えやすくなったようです。
アムウェイの浄水器はフィルターだけではなく、様々なパーツも販売しています。例えば、浄水器本体と切り換えバルブを繋げる専用のホース。長年使用したホースの中は水垢で汚れる事は間違いないので、これも定期的に取り換える必要があるようです。
また蛇口に切り換えバルブを取り付ける内ネジ用アダプターも充実しています。さまざまな形をした蛇口の形状に対応しているということになります。
昔アムウェイのディストリビューターで、今は辞めてしまった人は、アマゾンや楽天などで普通にアムウェイ浄水器の
フィルターが売られているので、浄水器本体がまだ使えそうなら、定期的にフィルターを交換する為に、アマゾンなどのネットショップで購入するのもひとつの方法かもしれません。
アムウェイ浄水器についてのまとめ
・アムウェイ浄水器は他社と比べて値段は高い。
・アムウェイ浄水器の高性能と言える。
・ディストリビューター価格とネットショップ価格に大きな開きがある。
・アムウェイ浄水器には根強いファンが多い。
日本の水道水は安全で美味しい。細菌、微生物がそもそも水道水に交じっているはずがない。水くらい、水道水で大丈夫!
まだまだそんな意見もあるかもしれませんが、マンションの貯水槽、各家の水道管の中、何年、何十年と取り換えることなく使用しています。
水はカルキ以外の味はほとんどしない、無味無臭。中に何が混じっているのかは、人間の目ではほとんど確認できないのが事実です。そう考えると、安全神話はどうかとギモンに感じる事もあります。
日本の水道水を飲んで、体調崩すなんてことは考えられませんし、あってはならないことです。
アムウェイの高性能、高価格な浄水器を選ぶのか、他社の手頃な浄水器を選ぶのか、もしくは市販のミネラルウオーターやウォーターサーバーを選ぶのかは、やはり本人次第。
費用対効果を十分考えた上で、アムウェイの浄水器を含め、浄水器を賢く選ぶ必要がありそうです。