ネットワークビジネス9つの嘘の、ホントのところ

2019年5月17日

ネットワークビジネス9つの嘘は、マイク・カキハラ氏が2008年にインターネット上で、無料配布したレポートで、ネットワークビジネスの暴露本のようなタイトルですが、実際は、マイク・カキハラ氏が経験したネットワークビジネス失敗談をもとに、同じ過ちを犯してほしくない思いから、ネットワークビジネスの9つの嘘は、ディストリビューター向けに作成されたレポートなんですね。

 

「ネットワークビジネス9つの嘘」

~誰も教えてくれなかったネットワークビジネスの裏側が見えてくる。~

 

 

現在もマイク・カキハラ氏は、ビジネスコンサルタント、通訳、翻訳、執筆等の傍ら、ネットワークビジネスに関わっているようです。

 

この「ネットワークビジネス9つの嘘」を読めば、ネットワークビジネスで失敗した人、ネットワークビジネスで上手くいっていない人が、「なるほど~~」と今までのわだかまりがストーンと落ちる感覚を持たれると思います。

 

マイク・カキハラ氏がこのレポートを書かれた理由は、前に述べたように、本書の冒頭部分にもこう記しています。

 

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ネットワークビジネスを、単に誹謗中傷する為ではありません。内部告発でも、暴露でもありません。この書の中に紹介されている9つの嘘は、単なる机上の空論ではなく、実際にネットワークビジネスの現場で、私が体験した事を基に書かれています。さて、私はアップラインの嘘の数々を信じてしまった為に、失敗を重ねました。アップラインが指導するアホな「嘘」の通りにやらなくなった途端に、私の傘下組織がグングン大きくなっていきました。

そして、ネットワークビジネス(連鎖販売取引、マルチ商法)に携わる一人として、ネットワークビジネスが、健全な産業として発展して欲しいと願っています。

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と綴っています。

 

 

私たち多くのディストリビューターの代弁をしてくれているような本書には、ネットワークビジネスに隠された嘘を、赤裸々にレポートし、ネットワークビジネスで被害や苦情がこれ以上でないように、健全なビジネスとして認められるように、そういった願いが込められています。

 

同じ悩みを持つディストリビューターの方へ、この著書について簡潔にまとめてみたいと思います。

 

嘘その1.誰にでも簡単にできるよ

ネットワークビジネスで勧誘する際に、誰でも1度は口にしたことがある。「このシステムを使えば誰でもできる」「ビジネス経験がなくても出来る」「隙間時間で出来る」こう平然と口にできるのは、マイク氏いわく、簡単に大成功したかの様に見えるディストリビューターが中にはおり、トントン拍子で成功するスーパースターに、誰でも簡単になれるような錯覚を起こさせると記しています。

 

確かに、華やかなトップディストリビューターは、悪戦苦闘しながらトップに上りつめた感じは微塵も出さずに、淡々と成功したイメージが強いです。

 

しかし、トントン拍子に成功したスーパースターは、特別な要素(ファクター)と人脈の広さを兼ね、同じスタート時点に立ったとしても、この要素(ファクター)や人脈の広さがが違えば成功の速さは明らかに違う。

 

「簡単に始められると、簡単に出来るは大きな違い」と指摘しています。

 

 

嘘その2.世界中の人達がプロスペクト(見込み客)だ!

リストは尽きる事がないと言う意味合いになりますが、確かにネットワークビジネスを始めたばかりの頃は、リストを上げる様にアップから言われ、友人、知人、親兄弟、親せき、挙句の果ては、よく行くお店の店員さんや、宅配のお兄さんまで、名前を連ねる事が多いです。

 

しかしその中の何人がこのネットワークビジネスに興味を示してくれるかと言えば、ほんの数人ではないでしょうか?

 

本当に何かビジネスを模索している人は、「具体的な行動を起こしている人」だと。成功したいとただ思っているだけの人と、成功する為に行動をしている人を見極める事が大切と、マイク・カキハラ氏は言います。

 

 

嘘その3.セールスじゃない

ネットワークビジネスは、自分が気に入って愛用している製品を口コミで友人、知人に紹介し愛用者になってもらう。だからセールスではない。そう多くのディストリビューターが口にします。

 

しかし、ネットワークビジネス=セールスとマイク・カキハラ氏は断言しています。

 

多くの人は勧誘・セールスを苦手としています。ネットワークビジネスに勧誘する際に製品の愛用者をどんどん増やしていくだけで、セールスする必要はないと教えられるにも関わらず、入会したら、先ずリストを作成させられるのが普通です。

 

そして、ネットワークビジネスを紹介する為のセールストレーニングを学ばなければなりません。

 

しかし、普通の人がそうそうトップセールスマンになれるわけもなく、友人知人にアプローチし、断られ続け、そして心が折れて辞めてしまうのです。多くのディストリビューターのやり方には、マーケティングという非常に大事なプロセスがごそっと抜け落ちている。

 

マーケティングをきちんとやらなければ、セールスはスムーズにいかない。とマイク・カキハラ氏は指摘しています。

 

 

嘘その4.ABCで簡単リクルート

ネットワークビジネスにはABCというシステムがあります。

A=ビジネスや製品の説明をする、ベテランディストリビューター(アップライン)

B=新人ディストリビューター

C=Bが見つけてくる見込み客(見込み客)

 

ベテランディストリビューターのAさんが、Bさんが見つけてきたCさん(見込み客)に対して、Bさんの代わりに製品の説明や売り込み、ビジネスへの勧誘をするシステムです。

 

ABC自体はネットワークビジネス以外でもプロのセールス技法のひとつですので、珍しいものではありませんし、このABCが効果的は時代もあったのは事実です。

 

しかしネット普及と、ネットワークビジネスに関する情報が溢れだし、この方法が通用しなくなっている。

 

よってABCで簡単リクルートの時代は終わりで、やるべきではないとマイク・カキハラ氏は勧めています。

 

 

嘘その5.商品が勝手に売れてしまう!

ネットワークビジネスの会社はそれぞれ取り扱う商品に自信を持っており、ディストリビューターは、「商品が凄いから勝手に売れる」「私が気に入った商品だから、友達もきっと気に入る」「お店では絶対手に入らない商品」と思い込んでいます。

 

しかしマイク・カキハラ氏は「いくら店頭に綺麗に陳列しても、多額の投資をして宣伝しても、商品情報は、簡単に消費者には伝わらない。

 

どんな商品でも勝手には売れない。そう記しています。

 

 

嘘その6.業績が伸びている会社で、無借金経営だから大丈夫

確かに業績が伸びている会社で、無借金経営の会社なら、ついつい安心して参加しがちですが、どんな企業でも、経営陣の経営手腕が悪かったらいずれ倒産してしまいます。

 

そして、会社の無借金経営と、ディストリビューターが傘下組織を構築できるかどうかは関係ないのです。

 

ネットワークビジネスは先行投資のリスクが低い為、そして現金商売なので売掛金のリスクがなく、経営側から見ると比較的安全と言えるかもしれません。

 

しかしディストリビューターの成功なくして会社の安定はあり得ません。ネットワークビジネスは個人企業ビジネス。

 

ディストリビューター一人一人がマーケティングに集中して、信頼関係で結ばれた、しっかりとした傘下組織を築くことが最も重要なのです。

 

 

嘘その7.あなたの組織を自動構築。ノルマが無い

「私達(会社、トップディストリビューター達)が、あなたの組織を構築してあげます」「あなたは、只、登録するだけで権利収入がガッポガッポと入ってくる」

 

そういった誤ったスポンサーをすることで、何もせずとも組織が構築されると勘違いしたディストリビューターが、更に何もせずとも儲かると勘違いしている人をリクルートする為、何もしない組織が出来上がる。

 

ネットワークビジネスにとって重要なのは、単にグループの人数ではなくて、製品を購入しているディストリビューターが何人に居るかが重要なのです。

 

そして多くのディストリビューターが「ノルマが無い」と宣伝していますが、権利収入を得る為には、ある一定の製品購入が組織に浸透していなければなりません。

 

この製品購入こそ、ディストリビューターに課せられたノルマとなるわけです。「ノルマが無い」という事が勧誘相手に間違った認識を持たせていると、マイク・カキハラ氏は指摘しています。

 

 

嘘その8.早く参加した方が有利だ(早い者勝ち)

「新しいネットワークビジネス会社で始まったばかりの今がチャンス」そういって勧誘するケースがとても多いのが現実です。

 

早く始めようが、遅く始めようが、成功できない人は、できませんし、成功できる人はできる。

 

成功できる人とできない人の違いは、始めた時期ではなくて、重要なファクター(要素)とそれに関わる蓄積の有無である為、重要なファクターを理解し、蓄積が有れば、ネットワークビジネスを始める時期は、さほど関係がありません。

 

つまり、重要なファクターを理解した人は蓄積を築き、成功する確率が高いと言えるでしょう。

それじゃあ、蓄積の無い人は、どうすればよいのでしょう?

 

蓄積の未だ無い人は、マーケティングによって、蓄積を創ればよいのです。

 

 

嘘その9.成功できると信じれば、きっと成功できる

成功できると信じれば、きっと成功できる」の言葉には、「成功するという信念に基づいて、試行錯誤を繰り返しながらも諦めずに頑張れば、報われることもある」という意味が込められているが、間違った方法を千回繰り返しても、千回とも結果は失敗に終わるだけです。

 

 

最後にこの9つの嘘を信じている限り同じ過ちの繰り返しで良い結果はえられない。ではどうすればよいか?

 

この本で、何度も出てきている「ファクター(要素)」と、「マーケティング」がキーワードとなり、この2つに専念する事を、強く進めています。

 

そしてマイク・カキハラ氏の著書「ネットワークビジネスの9つの罠」にその解決策が記されていると締めくくられています。

 

ネットワークビジネス失敗者、経験者の方の中には過去を振り返ってみると、9つの嘘に当てはまる事も多く、全部ではないにしろ、今までのネットワークビジネスのやり方が、やはり間違っていたのではないか?と感じたかもしれません。

 

ネットワークビジネスで結果が出せず、悶々とすることなく、このネットワークビジネスを続けて良かった!!と思えるために、この本にも何度も出てきている「ファクター(要素)」と、「マーケティング」これがしっかりと身に付けられ、学べるネットワークビジネスの選び方が非常に重要なのではないでしょうか?

 

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