権利収入と労働収入の違いは?今注目されるネットワークビジネスについて
最近、インターネットなどでよく耳にする「ネットワークビジネス」という言葉。
テレビでも〇〇億円以上稼いでいる人などが取り上げられることもありますが、そもそもネットワークビジネスとは何なのでしょうか?
そのネットワークビジネスで得られる「権利収入」とは?「権利収入」と「労働収入」の違いとは?
ネットワークビジネスを副業として始めようとしている人のために、ネットワークビジネスのメリットとデメリット、そして成功するための心得についてどこよりも詳しく解説します。
ぜひ参考にしてください。
目次
ネットワークビジネスとは?
ネットワークビジネスでは、主に口コミなどによって商品を販売していき購入者を販売員として起用します。その販売員は、別の人を販売員として誘いビラミッド型の販売員組織を形成していきます。これをネットワークビジネスと言い、「MLM」(マルチレベルマーケティング)とも言います。
MLMは、アメリカで誕生した流通方式で有名なネットワークビジネスとして「アムウェイ」があります。
日本にMLMが上陸したのは、アメリカより20年ほど後の1979年。
当時はMLMに対してマイナスな意見が多く、会員の多いネットワークビジネスではたくさんの脱落者が出て、一時期国民生活センターに相談や苦情が殺到しました。
ネットワークビジネスで扱わられる商品は、一般的にリピートが起こりやすい消耗品。例えば、化粧品やサプリメントなどで日頃よく使うものばかりです。
ネットワークビジネスとネズミ講の違い
ネットワークビジネスをする際、気になるのが「ネズミ講」の存在。昔、問題になったネズミ講を連想する人もおり、ネットワークビジネスとネズミ講の似た仕組みがその原因です。
ただし、ネットワークビジネス(MLM)は特定商取引についての法律の「連鎖販売取引」に該当するので合法の販売手法です。
ネットワークビジネスとネズミ講の大きな違いは、商品があるかのか、ないのかということ。
ここでは、ネズミ講の詳しい解説はしませんが、ネットワークビジネスは合法な販売手法なので安心して始められます。
権利収入と労働収入の違い
ネットワークビジネス(MLM)では、権利によって自動的に収入が入ってきます。例えば、マンションの大家さんや不動産、本の印税などがこの代表例です。
ネットワークビジネスでは、労働に対して報酬が支払われるわけではないので、仕組みさえ構築すれば働いていない時でもお金が入ってきます。これを「権利収入」と言い、サラリーマンなどの多くの仕事では労働に対してお金が支払われる「労働収入」になっています。
労働収入の例:サラリーマンやカフェ、レストランなどの時間に対して報酬が支払われる仕事。実際、私たちの知っている多くの仕事が労働収入。
ネットワークビジネスのメリットとデメリット
ここからは、権利収入であるネットワークビジネスのメリットとデメリットについて紹介します。
◆メリットその1:自由が増える
働なくても自動的にお金が入ってくるので、とにかく自由度が高いです。
しっかり稼げる仕組みを作れば、海外旅行に行ったり好きなことをできます。
◆メリットその2:病気など万が一の時に
交通事故や病気になってしまえば、働けません。サラリーマンなどの労働収入では働かないと報酬が入ってこないので、もし事故や病気になってしまえばその間お金は入ってきません。
でも、権利収入では病気などで働けなくてもお金が入ってくるので万が一の時にも安心です。
メリットがあれば、当然デメリットもあります。
◆デメリットその1:稼ぐのは簡単ではない
大きなデメリットととして、稼げる仕組みを作る難しさがあります。働なくてもお金が入ってくるからと知識や情報なしに始めると、いつまで経っても稼げる仕組みを作れず時間だけが過ぎていきます。
また、ネットワークビジネスでは競争が激しくライバルが多いことも稼げる仕組みを作る難しさの一つになっているのかもしれません。
◆デメリットその2:ネットワークビジネスへのマイナスなイメージ
前で述べた通り、ネットワークビジネスとネズミ講を混同している人もいます。また、執拗な勧誘の経験からネットワークビジネス=マイナスと捉える人もおり、ネットワークビジネスに対してネガティブな印象を抱いている人もいます。
ただ、これは日本にネットワークビジネスがやって来てからまだ年月があまり経っていないことを考慮すると、ある意味仕方ないと思います。
以前に比べて、ネットワークビジネスに対して理解を示す人が増えており、これからどんどん認められると思います。
ネットワークビジネスが ‘’詐欺’’ と言われる理由
ネットワークビジネスに対してマイナスな印象を持つ人の中には、ネットワークビジネスを「詐欺」と思う人もいます。
結論から言うと、ネットワークビジネスは何も詐欺ではありません。ただし、ネットワークビジネスの仕組みや勧誘方法などによって、’’詐欺’’ と思われてしまうことがあるのは事実です。
◆詐欺と言われる理由その1:高い情報商材
どのネットワークビジネスをするかによって異なりますが、モノによっては初期費用として数万円以上かかることもあります。高いか安いかはその人の感じ方次第ですが、幾らかのお金をかけたのに全然稼げなかったという人もいます。
ここで覚えておいて欲しいのが、何もネットワークビジネスをやれば100%稼げるということではないということです。正直、そんな簡単な話はどこにもなく、自分で必要な知識や情報を得ておかないと何をしても成功は難しいでしょう。
ネットワークビジネスでは稼ぐための ‘’環境’’ を作っているにすぎず、あとは自分で努力する必要があります。
◆詐欺と言われる理由その2:勧誘方法
カフェやレストランなどでネットワークビジネスっぽい勧誘を見かけたことはありませんか?「明るい未来が待っています。私たちと一緒の頑張りましょう」など、どこか宗教っぽい雰囲気に疑問を抱く人もいます。
確かに、多くの人を勧誘して商品を広めた方が自分の収益になりますが、自分のお客さん、そして一緒に仕事をしていく仲間になるので自分にも相手にもメリットのあるような勧誘を心がけたいものです。
勧誘する際は、何もメリットだけを伝えるのではなくデメリットも正直に伝えて、その上で相手がそれでもやってみたいと思えるような風にするのが理想です。
ネットワークビジネスで成功するためのコツ
ネットワークビジネスで成功するためにたくさんのコツがありますが、ここでは特に大切な3つ。
◆コツその1:自分でしっかり学ぶ
商品を紹介するのなら、その商品について知っておかなければいけません。
商品について知らない人からタダじゃない商品を買いたいと思いますか?
決して、思いませんよね。
また、商品だけじゃなく勧誘方法や情報発信の方法などビジネスで成功するために必要な知識や情報を身につけます。
実際に自分で商品を使ってみるのも大切です。
◆コツその2:勧誘のコツを学ぶ
ネットワークビジネスを嫌がる人の多くが、勧誘です。
どんなにいい商品でも、勧誘でうまく相手に伝えられなければ相手は購入したいと思いません。
皆さんが想像するように、勧誘は決して簡単ではありません。あなたの会話力や説得力などが試されるので、口下手な人だとかなり苦労するかもしれません。
ここでは、誰でもできる勧誘のコツを伝授します。
それは、’’勧誘’’ をしないこと。
商品を勧める人と購入する人という関係を作らなければ、勧誘せずに相手に商品を勧めることができます。
でも、どうやって?
もともと、その商品や仕事スタイルに興味のある人に会う、又はそのような目的のイベントに参加するのです。例えば、異業種交流会や自己啓発セミナーなどです。
相手も興味があってイベントに参加しているので、一から勧誘するよりもこの方が簡単で効率的です。
◆コツその3:勧誘するターゲットを絞る
他には、その商品やビジネスに興味のありそうな人に絞るのもいい方法です。
また、国民の72%以上がスマートフォンを使っているというデータがあるので、SNSなどスマートフォンを使った勧誘もとても効果的です。
要するに、社会の流れに沿って必要なことを必要な人に行うのがネットワークビジネスで成功するために大切なポイントなのです。
ネットワークビジネスの噂あれこれ
ネットワークビジネスには「誰でも稼げる」などの様々な噂があります。最後に、ネットワークビジネスの噂について書きます。
◆ネットワークビジネスの噂その1:商品が勝手に売れる
ネットワークビジネスの勧誘文句としてよくあるのが「商品が勝手に売れる」というもの。
これは、全くのデタラメで勝手に売れるのならわざわざ勧誘する必要はありません。
勧誘時には、絶対に言ってはいけないワードの一つです。
◆ネットワークビジネスの噂その2:早めに参加した方が有利
これも勧誘文句の一つですが、基本的にネットワークビジネスは始める時期によって優劣がつくような仕組みではありません。
始める時期がいつであれ、成功する人はいつでも成功します。
大切なのは、成功するための知識や情報をしっかり身につけておくことです。
まとめ
いかがでしたか?今回は、今話題のネットワークビジネスについてでした。
メリットとデメリットをちゃんと理解して正しい知識を身につけておけば、理想の結果がついてくるでしょう。
最後まで、読んでいただきありがとうございました。